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秋深まる [知床旅情]の旅

2010.10.11~14

写真グループ仲間4人と、旅行会社主催の北海道知床を巡る撮影ツアーに参加した。案内は現地写真家・内田一二氏で、知床峠から屈斜路・阿寒の素晴らしい紅葉風景を堪能した。写真をクリックし大きくして見てね。

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カムチャッカ半島と千島列島・樺太に挟まれたオホーツク海は独特な海流によって、栄養塩が豊かなため、漁業資源が豊富である。

戦前、日本は漁業軍団を繰出l大操業、反面、蟹工船の悲劇なども後世に伝わる。

時は流れ今はロシアの海域、知床から眺める夕陽は昔と変わらず、栄枯盛衰の旅情が心に滲みる。

082 夜明け前知床峠に登る。前面の海に漁火がまたたき、幻想的だ。

国後島はすぐ目の前、漁船は海上の国境まで近ずき、命がけの漁をしているそうである。

日本がボツダム宣言受諾後、国後島を含む千島列島はソ連占領地となった。

遥か国後に白夜は明ける・151感動の一瞬である 。目前のこの島には此処から直接渡れない。

実際の海に線は無いけれど、勝手に引かれた国境という線のため、先祖伝来の故郷に行くことも出来ない人々の郷愁を思うと感慨無量である。

021 斜里町の藻琴川と遠音別で鮭の遡流を観た。鮭は産卵のため、何万kmもの長い回遊の末、自分の生まれた川に遡上する。どうして、生まれ場所が分かるのか摩訶不思議である。

身体がボロボロになりながら、子孫を残すため必死で泳ぐ姿には哀れと不憫さが漂う。

3_013 オンネトーの早朝。静寂のなか、霧雨模様、青白い湖面に朝霧がたち込め幻想的な風情であった。

この湖は雌阿寒岳の火山活動によって出来た堰止め湖で、標高623m。

前回訪れた冬季には前面結氷し、唐草模様の湖面前面に雌阿寒岳が聳え、天然の名画を見るようであった。

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噴煙をあげる硫黄山の麓、つつじが原に早朝向う。霧雨模様、ミズナラと白樺の群生が見事であった。

しっとりと濡れた白樺の白い幹と紅葉のコントラストが見事に調和し、まさに、天然の美である。

23 阿寒湖の近く、R241号線の滝見橋から、紅葉真っ盛りの清流を撮る。

静かに流れる清流に、枯れ葉が散る。一葉落ちて天下の秋を知る。惜弱とした風情が心に滲みる。

41 阿寒川の清流。紅葉の森林の中をうねうねと続き、根室海峡に注がれる。

清流を眺めるとき、心は童心に帰る。幼き頃友と遊んだ川辺の想いが懐かしい。

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オンネトー湖畔

今回、日本の北の端に、「知床旅情」の歌をくちずさみながら、北方領土、鮭の遡上、紅葉風情と3つのロマンを感じながらの感動の旅であった。

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