« 2011年2月 | トップページ | 2011年4月 »

2011年3月

中国・芭石鉄道SLの旅

2011・3・09~13              詳しくはこちらHP海外の旅

成都空港から東南に約130km、大仏で有名な楽山市に向かった。翌朝楽山近郊の芭石鉄道・石渓駅でSLに乗車。途中下車して写真を撮りながら、終点の芭溝駅まで乗車した。

沿線は今、菜の花が満開。その中を小さなSLが走り、棚田で働く農村風景はおとぎの国のようであった。しかし、旅の途中で東北・関東大震災を中国のテレビで知り、上海空港で足留となるなど、忘れられない旅となった。2週間近く過ぎた現在も、その惨禍と放射能に心が痛むばかりである。写真をクリックし大きくして見てね。

3_082 芭石鉄道は延長19,8km、レール幅762mm、主として石炭を運ぶローカル色豊かな可愛らしい鉄道である。

片道1時間10分、途中6箇所に駅があり、通常便は一日4往復、主として炭鉱からの石炭を運ぶが、沿線農村の重要な足にもなっている。

3_093 撮影ポイントは、現地写真家の張翔氏が案内。中国の写真マニアも三脚を並べて、列車の入ってくるのを待っている。

遠く、菜の花畑の彼方から、汽笛が鳴り、白煙と共にSLが姿を現す。

子供の頃の遠い記憶が蘇り、感動が波のように押し寄せてくる。

3_135 一両目が客車、あとは空の無蓋車、帰りには炭鉱からの石炭を積んで戻ってくる。

煙をはきながら、あの吼えるような汽笛が心に響く。まるで、生き物のようだ。

3_329 沿線の途中駅、蜜蜂岩駅には、スイッチバックもある。

かって、子供の頃中央線にも幾つかのスイッチ・バックがあった。窓から眺める後戻りの風景が懐かしい。

上り坂では、下からも猛烈な蒸気を吹きながらあえぐように上る

3_224 沿線にはトンネルが6箇所ある。トンネルの中では、もうもうとした煙に包まれる。

トンネル出口のSLは煙のなかから這い出し、やっと息をついたようにみえる。

煙に包まれる機関士は大変な思いであろう。

3_341 終点の芭溝駅の先に黄村井駅があり、炭鉱に直結されている。しかし、現在は立ち入り禁止である。

芭溝駅周辺は、現在でも2000人が暮らすかっての炭鉱街。

毛沢東の時代、瓦屋根が特色の英国村落のような風光明媚な建築家屋が、今は古色蒼然と立ち並んでいる。

3_576 芭溝駅のホームには、客車編成の列車に乗り込む村人達で賑わっていた。

この鉄道は、沿線の人達の重要な足でもある。

この村の風景と、次の撮影地小型電気機関車と、農村風景は、いずれホームページに発表するつもりですので、その時は見てね。

中国から帰り、東北関東大震災には仰天するばかり。20m近くの大津波は、まさに夢想だにしない青天霹靂であった。しかし、原子力発電所がこれに耐えられなかったとは、痛恨の極みである。しかし、この、苦難を乗り越えて科学技術を前進させなければ国の未来はないのではと思う。罹災者に心からお見舞いを申しあげます。

| | コメント (0)

冬のモンブラン山系撮影の旅

2011.2.20~28日

ヨーロッパアルプスの名峰群、モンブラン・ドリュ・グランドジョナス等の冬姿撮影の旅に出た。写真家・米山臣行氏の案内で、実質撮影日4日間のうち3日間は快晴の天候に恵まれ、素晴らしい旅であった。フランスのシャモニーを拠点とし、ゴンドラ・ロープウェイを乗り継ぎながら各展望台に登り撮影を行った。

折しも、スキーシーズン、世界の各地から集まったスキーヤー達で、ごった返し、各乗り場では30分から1時間もの待ち時間、各展望台は3千m以上、マイナス気温下での撮影であった。写真をクリックし大きくして見てね。

10_2ヨーロッパ最高峰のモンブラン(4807m)

エギュ・デュ・ミディ(3842m)展望台からの眺めである。お饅頭のように丸くて優しく女性的な形である。

ゴンドラを乗り継ぎ、最後はエレベータで富士山より高いところ、頭がふらふらしながらもその大パノラマに酔いしれた。

Blanc_du_tacul4 モンブラン・du tacul(4248m)

主峰の左側、目前にそそり立つ剣が峰には圧倒される。

この展望台からは、アルプス山脈を360度見渡すことが出来、また、2千数百mのシャモニーの深淵な渓谷には目を見張る。

遥かに続く大氷河には、永い地球の歴史と大自然のロマンを感じる。

042 グランドジョラス(4208m)

昨日までの悪天候が、今日は素晴らしい快晴、遥かに遠くマッターホルンの山頂も見られた。

今回、旅行者は9名、いずれも写真好きの者たちで、このエギュ・デュ・ミディ展望台で2時間程、撮影を行った。風が強く、シャッターを押す指先も感覚をなくす。しかし、この辛さも感動で吹き飛んでしまった。

028 ヴァレーブランシュ(氷河コース)

世界的に有名な山岳スキーコース。20kmものジュアン氷河とメール・ドウ・グラス氷河の雪と氷の世界の大滑降コースである。

クレパスや雪崩の危険を避けながら、雪の大平原を自由自在に滑り降りる醍醐味は想像に余りあるものがある。

第一回冬季オリンピックは、ここシャモニーで開催されたとのことである。

17 3842mから雲海の眺め

エギュ・デュ・ミデイのロープウェーの規模には驚きである。シャモニ(1035m)から途中駅で乗り換え、僅か20分余りで頂上駅に着く。

1911年に工事が始まり、大戦で中断しながらも、1954年にはミディ山頂まで開通し1991年には最新設備に大改修され今日に至っているとのことである。

31 モンブランに彩雲

ロープウェイから降りてくると、途中で彩雲が見られた。駅に着くのももどかしく撮影。

空天に七色の雲を散りばめて怪しく輝くモンブランは、幻想的である。

150 朝焼けに染まるモンブラン

シャモニーは日本時間より、8時間遅れ、時差に慣れない目をこすりながら6時半起床。街に出てみる。雪解け水を源流とする清流が綺麗で、夜明けの街角はすがすがしい。

7時近く、東の空が真っ赤に焼け、モンブランが茜色に染まる。

D2_212 シャモニー谷の大パノラマ

エギュイ・デュ・ミディと反対側にあるプランプラからグレバン展望台(2525m)に上る。

息を呑む雄大な山岳風景に心が躍り、しばし、呆然となる。

シャモニー谷が一気に見下ろせ、対面にはドリュの尖峰やグランドジョラス、シャモニー針峰群などが大パノラマで展開する。

102_313 ドリューグランドジョラスの大山系

グレバン展望台(2525m)からの大風景である。

ドリュは3754m、尖峰が美しい。グランドジョラスの北壁はヨーロッパ三大北壁の一つでもあり、長谷川恒男氏と森田勝氏の冬季北壁単独世界初登頂の舞台にもなったとのこと、山男達のロマンの山が心に響く。

122_508 イタリア側からのモンブラン

12kmのモンブラン・トンネルを通り、イタリア領のプルタ・エルブロンネ展望台(3462m)から撮影。

フランス側からと比較して荒々しく男性的なモンブランの姿である。

日本人を含めて、多くの山男達が目指した山頂が目前にあり感動が胸をうった。

13dent_gigant2_529 イタリア側からのグランドジョラス

プルタ・エルブロンネ展望台(3462m)からの山姿である。

スイス・イタリア・フランスに跨るアルプスの山並みが、遥かに見渡せる大展望台である。眼下に薄雲を漂わせ、白雪を頂く峰々が燎原の如く続く。

スキーを履いた山男達が雪の大海原を風のように舞い降りていく。

16406 プラ村の教会から夕日のドリュ

今回は、4日間のシャモニー市内バス・登山電車と、展望台ゴンドラ・ロープウエイ通用の券を使い、数箇所の展望台からのモンブラン山系アルプスの山並みを撮影した。

天候にも恵まれ、雄大な大自然に触れ、次々と感動の波を浴びた素晴らしい旅であった。

ご案内の米山先生、添乗員の山口さん、ご同行の皆さんに心から御礼申し上げます。

| | コメント (0)

| | コメント (0)

« 2011年2月 | トップページ | 2011年4月 »