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2015年11月

小雨の渡良瀬遊水地散策

渡良瀬遊水池は、足尾鉱毒事件による鉱毒を沈殿することを目的として、1912年から1918年にかけて作られた遊水池である。
この地にあった谷中村を廃村にし、村人を強制撤去させた悲劇の歴史を持つ遊水池である。      2015.11.18撮る。

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面積33K㎡、周囲約30kmで第1(谷中湖)、第2、第3調節池があり、池以外の全域が葦原になっていて、野鳥が多く、昆虫や希少な植物も多くみられる
毎年3月には有名なヨシ焼きがあり、壮大な写真の撮れるところでもある。

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小雨に煙る見渡す限りの葦原は褐色の大草原である。大自然界の息吹きが感動の渦となって胸に迫ってくる。

010_2旧谷中村役場跡に行ってみた。
史跡保存会の皆様による碑が建っていて、当時の人々の反対運動と、強制退去の悲哀が記されていた。

日本近代化の犠牲となった人々の心中を思うと
胸に迫るものがある。

家を追れ、故郷を失うことがどんなことか、想像を絶する。

それから、100年の歳月が流れ、日本も、世界も今、地球温暖化の波が押し寄せている。どのように解決していくのであろうか?

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さらに100年後、我が子孫がここに立ったとき、この風景はどうなっているのであろうか。

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そよ渡る水もに、よしが靡き、子虫たちが奏でる調べが暮色の空に吸い込まれていく。思わず湧き起る感傷の心に浸りながら、いつまでも去り難く眺め入っていた。

次の写真は以前に撮った夜明けの写真である。幻想的でまた、趣の異なる私の好きな心躍る風景である。

2010.11月撮影

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日本の公害の原点と、廃村の悲哀を持つ渡良瀬遊水池は、日々刻々と変わる顔で、我々の心に様々な想いと、感動の渦を起こしてくれる素晴らしい場所である。カメラを持ってまた訪れよう。







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白馬・里山の錦絵を撮る

2015年11月8日~9日

白馬・里山の紅葉を撮る旅に行ってきた。
当日は雨マークであったが、峰々を覆った霧が流れ、薄雲が棚引き、錦絵の山肌が幽玄の中に浮かび上がり、絶景を垣間見ることができた。(写真をクリックすると大きくなります

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朝もやに包まれた青木湖は、ひっそりと静寂のなかに佇む。からまつの紅葉が鮮やかに滲みる。

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天気が良ければ背後に雄大な、鹿島槍ヶ岳・五竜岳・白馬三山が聳えるが、今日は白一色である。
鏡のような湖面に錦絵が映え、白雲が流れる。自然のハーモニーが心のなかに感動を呼び起こす。

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湖面のスクリーンには、白鳥の姿模様に、また白装束の山伏姿に、やがて千変万化とチリチリに乱れる舞い姿が映し出される。
静寂の闇が周囲を包み、時折り、遠く微かに小鳥のさえずりが聞え、時が静かに流れる。

私にとって、青木湖と木崎湖は若かりし頃愛読した、松本清張の長篇推理小説の中の「影の地帯」に」出てくる神秘的な湖で、清張の描写が今も脳裏に残る懐かしい地名でもある。

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白馬村は、遥かに遠い幼き頃の郷愁が連想され、佇み眺めると心が和らぎ、子供の頃が想いだされてくる。

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今回同行の仲間のなかで最高齢者は89歳のS氏で、そのお元気なことには本当に頭が下がる。素敵なカメラを肩にその姿は凛として、耐え抜いた人生の風雪を感じる。

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長寿社会とはいえ、健康年齢は意外と低い。この先輩を範として、私も、活力ある人生を送りたい。

今回の旅の案内は、
現地写真家のO氏にお願いしたが、新潟県・糸魚川市郊外の山間にまで足をのばして下さった。

渓谷は晩秋真っ盛り。せせらぎが、煩悩を洗い流し、すがすがしく、気分を爽快にする。

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不動の滝。

細い帯となって天井から紅葉の樹間を降りてくる滝の姿は一幅の掛け軸を見る思いがする。
滝の高さは70m、3段の滝となっている。

滝の傍らに、22歳の若さで散った幕末の漢学者坂部周範氏の碑と、読み下し文の碑が建っている。

難解ながらも、滝の美を余すことなく詠んだ名文であることが分る。

白馬村と長野市とのほぼ中間に小川村がある。北アルプスの峰々の景観と星のロマントピアとして美しい村である。
あいにく、北アルプスは見えなかったけれど、美しい残り柿の風景を撮ることができた。

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姫川に沿って走る大糸線の中央線直通あずさ。

高齢化社会において、如何に健康で生きがいを持って、晩年をすごすか?

カメラを持って旅をする。今回の仲間たちは、この感動を共有するサークルである。

1日目のホテルでその日に撮った写真を、PCで観賞し、各人各様個性的な素晴らしい写真に感嘆しあった。本当に楽しい旅であった。次回例会では、プリントした写真が楽しみである。皆さん本当にご苦労様でした。

案内していただいたO先生には、大変お世話になりました。我儘なお願いも聞いて頂き、本当に有難うございました。

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