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小雨の渡良瀬遊水地散策

渡良瀬遊水池は、足尾鉱毒事件による鉱毒を沈殿することを目的として、1912年から1918年にかけて作られた遊水池である。
この地にあった谷中村を廃村にし、村人を強制撤去させた悲劇の歴史を持つ遊水池である。      2015.11.18撮る。

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面積33K㎡、周囲約30kmで第1(谷中湖)、第2、第3調節池があり、池以外の全域が葦原になっていて、野鳥が多く、昆虫や希少な植物も多くみられる
毎年3月には有名なヨシ焼きがあり、壮大な写真の撮れるところでもある。

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小雨に煙る見渡す限りの葦原は褐色の大草原である。大自然界の息吹きが感動の渦となって胸に迫ってくる。

010_2旧谷中村役場跡に行ってみた。
史跡保存会の皆様による碑が建っていて、当時の人々の反対運動と、強制退去の悲哀が記されていた。

日本近代化の犠牲となった人々の心中を思うと
胸に迫るものがある。

家を追れ、故郷を失うことがどんなことか、想像を絶する。

それから、100年の歳月が流れ、日本も、世界も今、地球温暖化の波が押し寄せている。どのように解決していくのであろうか?

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さらに100年後、我が子孫がここに立ったとき、この風景はどうなっているのであろうか。

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そよ渡る水もに、よしが靡き、子虫たちが奏でる調べが暮色の空に吸い込まれていく。思わず湧き起る感傷の心に浸りながら、いつまでも去り難く眺め入っていた。

次の写真は以前に撮った夜明けの写真である。幻想的でまた、趣の異なる私の好きな心躍る風景である。

2010.11月撮影

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日本の公害の原点と、廃村の悲哀を持つ渡良瀬遊水池は、日々刻々と変わる顔で、我々の心に様々な想いと、感動の渦を起こしてくれる素晴らしい場所である。カメラを持ってまた訪れよう。







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